耳の閉塞感は耳管開放症かも
ここでは耳の閉塞感の治し方、耳管開放症について解説していきます。
耳の内部と鼻の内部をつないでいる管が耳管です。
通常は、物を飲み込んだりあくびをしたりするときに開くものですが
これが開いたままになってしまうのが耳管開放症です。
症状としては、耳が変につまったような閉塞感があったり
自分の声や呼吸音が異様に響くように感じたりします。
自分の声が、まるで頭の中から直接響いてくるような状態は
とても不快でつらいものだと多くの患者が述べています。
この管が開閉するためには周辺の組織に適度な脂肪のあることが必要です。
このため、女性の場合はダイエットが原因であることが多いとされています。
ストレスも原因のひとつと考えられています。
また、栄養バランスの偏りや睡眠不足などで血行不良になるのもよくないといわれています。
ダイエットが原因というのが女性にとってはきついですね。
せっかくやせたのに病気になってしまうのは辛いものです・・・
この病気の治し方には、残念ながら現在のところ決定打といえるほどのものはないようです。
外科的な治療法として、管の入り口の部分に注射する方法や
薬剤を噴霧して人為的に腫れを起こして管を閉じさせる、という方法があります。
ですが、いずれも一般的なものになってはいないのです。
それ以外の治し方としては、漢方薬を用いる方法があり
これは医療機関でもよく行われています。
一方で、患者自身が試みることのできる治し方もあります。
一時的ではありますが、深いお辞儀をするとその体勢によって管が閉じるため閉塞感がやわらぎます。
これって治し方?っていう感じはしますが。
耳の後ろのマッサージも効果があると感じる人が多いようです。
もちろんダイエットはすぐにやめる必要があります。
また、体を温めて血行をよくすることを心がけるのも大切です。